経営学修士 MBA 2004 3 29

 日本では、MBA(経営学修士)留学の人気が、
最近も、若手ビジネスパーソンの間で高まっていると聞きました。
 それに対し、私は、あえて、異論を表明したいと思います。
私が言いたいのは、こういうことです。
経営者たちは、科学技術や技術革新を、どう見ているのか。
 コンピューターの世界では、
ドッグイヤーと言われるように、
1年前の技術が、もう昔の技術となってしまうことがあります。
それほど、技術革新が激しいと言えます。
 現実に、過去のコンピューターメーカーやソフトウェアメーカーを見てみると、
企業の方が、あまりにも早い技術革新についていけず、
市場から消えていったケースがあるのです。
 これは、社員には責任がありません。
経営者が、あまりにも早い技術革新についていけず、
あっという間に、会社が、時代遅れのものになってしまったのです。
 社員が、画期的な技術革新を発明しても、
経営者が、それを画期的だと見抜けず、見捨ててしまったケースが多いのです。
 それを知ったライバル会社や新興企業が、その社員を引き抜いて、
あっという間に、業績が向上し、大企業となったケースもあります。
 このような話は、コンピューター業界では、いくらでも聞きました。
これからは、他の業界も、そうなるでしょう。
 だから、経営者になろうとするならば、
科学技術や生産技術を学ぶべきです。
21世紀は、科学技術の時代になるのです。
日本としては、技術立国を目指すべきなのです。
 それなのに、経営者が、
科学技術も理解できない、
生産技術も理解できない、
技術革新も理解できないという状況では、
会社が、あっという間に、時代遅れのものとなります。
 むしろ、MBA留学すべきは、技術者の方です。
日本では、ハイテク企業に、技術者出身の経営者が多いですから。
(参考)
ドッグイヤー Dog Year 
 IT技術は、過去に、人類が経験したことがないスピードで進歩していくのです。
そのスピードをたとえて、
犬が、1年に7歳、年を取るということから、
ドッグイヤーと言われています。
最近では、そのスピードが、さらに加速していますので、
「マウスイヤー」とも言われています。








































































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